油は太るもの、摂り過ぎない方が良い...たしかに油は、同じ重量のたんぱく質と比べるとカロリーが高く※、摂り過ぎは禁物です。一方で、生活習慣病などの原因の１つといわれている「コレステロール」は動物性のものなので、植物性の油そのものにはほとんど含まれていません。反対に、一部の植物油に含まれる成分（植物ステロール）は、コレステロールを下げるはたらきがあります。
※油は1gあたり9kcal、タンパク質は1gあたり4kcal

脂質は糖質、たんぱく質と並ぶエネルギー源。植物油はその中でも効率よくエネルギーを摂りたいときにぴったり！例えば糖質であるご飯のエネルギー量は、茶碗1杯で250kcal。植物油ならこれを大さじ2杯強で摂ることできます。

油に含まれる不飽和脂肪酸は、人の成長や健康のための重要な役割を果たしています。特に植物油に多く含まれるリノール酸、α-リノレン酸等の必須脂肪酸は、人の体内では合成できず、植物油をはじめとする食品から摂取する必要があります。

あまり知られていませんが、日本人はビタミンEの約30％を植物油から摂っています。ビタミンEは抗酸化ビタミンの代表的なもの。これらの成分には、ヒトの細胞を酸化から守り、老化を止める効果が期待できます。
出典：一般社団法人日本植物油協会「pichi pichi！うつくしい元気、植物油」

私はランチの際、油を料理の一番最初に摂るよう心がけています。例えば定食なら、サラダにノンオイルではなく植物油入りのドレッシングをかけていただきます。 昼食に麺類など糖質を中心とした食事をとると、食後に血糖値が急上昇します。時間が経つと急激に血糖値が下がり、これが空腹感につながって、間食をとりたくなると言われています。 実際に油を最初に摂ることで、それが緩和され、腹持ちが良い状態を保てるので間食や夕食の食べ過ぎを防いでくれると感じます。 ランチに油をうまく摂ることが、ダイエットの秘訣です！